ドラマ『海月姫』で、主人公の月海が焦った時や、母親に語り掛ける声がなまってますよね。



どこかで聞いたようなイントネーション!?

と思ったら最近始まった大河ドラマ『西郷どん』で聞く鹿児島弁でした。



海月姫の鹿児島弁が下手だという意見も出ていますが、なぜ下手に聞こえてしまうのでしょうか?海月姫の鹿児島弁について注目します。


スポンサーリンク


海月姫の主人公月海は鹿児島出身

海月姫に出てくる月海は鹿児島出身で、上京してまだ半年という設定で物語はスタートします。

まだ半年となると、時々鹿児島弁が出るのが自然でしょう。


私は現在関西に住んでいるので、通常は関西弁、実家に行くと鹿児島弁と使い分けがしっかりできるようになりました。

鹿児島弁は独特なイントネーションなので、私としては2か国語を自由に操るバイリンガルな気持ちです(^^;



月海も上京年月が長くなると、立派なバイリンガルになると思いますが、半年ではまだまだ。

2,3年くらいかかるでしょう。

海月姫の鹿児島弁は下手?



ドラマ『海月姫』の鹿児島弁は下手という意見がちらほら。


私自身は、あまりリアルな鹿児島弁を期待していたなかっただけに、

「結構芳根京子さんがんばってるやん」

と思ったのですが…ちょっと鹿児島弁のなまりを入れすぎだったのでしょうか!?


月海の母親役である小雪さんも同様に鹿児島弁のセリフ。

思っていたよりは上手ですが、やはりネイティブとは違う違和感を感じます。



なぜ違和感を感じてしまうのでしょうか?



鹿児島弁の特徴は独特のイントネーションが大事です。

この鹿児島弁のイントネーションの中で

うつくしか (訳:美しい)

きれいか  (訳:きれいな)

こういった独特な言葉を使わないと、途端に違和感が生じます。


芳根さんはメインで鹿児島弁をしゃべるので、鹿児島弁のイントネーションに頑張って近づけていますね。


でも、母親役の小雪さんが話すイントネーションは標準語に近いので、そのセリフの中で急に「きれいか」という鹿児島弁が入ってくると変な感じがします。



さらに言えば、鹿児島の若者は「うつくしか」とか「きれいか」とは使わない場面も多いかも(^^;

でも、鹿児島弁のイントネーションを知らない人にとっては、そういった言葉が入っているだけで鹿児島弁に感じるだろうという意図で、あえてこういった言葉を入れているのでしょう。




ちなみにアニメ版『海月姫』は、鹿児島という設定でしたがほぼ博多弁でした。

九州でも、北と南ではちょっと訛りが違うんです。



なのでそれを見ていたせいか、

「今回はちゃんと鹿児島弁にしてくれてる♪」

と、なぜかうれしい気持ちにもなりました。


関連記事→→海月姫(くらげひめ)原作漫画&アニメをオトクに見る方法は?

現代風鹿児島弁を習うなら、おススメしたい芸能人が!!

それは、歌手のAIさん。

AIさん、テレビで鹿児島弁隠さず訛ったままでしゃべりますよね。

AIさんの喋り方はかなり現代鹿児島弁らしい訛り方だと思います。


スポンサーリンク




海月姫子役の鹿児島弁がすごい

海月姫の鹿児島弁について、下手だという意見と同時に

「あの子役は鹿児島出身!?めちゃ上手。」という声。


ネイティブかと思いきや、月海の子役はなんと東京出身だったのです。

東京出身だとしでも、身近に鹿児島県民がいたのでは!?というくらいに自然な鹿児島弁でしたね。

海月姫鹿児島弁まとめ

月海にはまだこれから激動の展開が待っています。

焦るたびに鹿児島弁となってしまう月海さんの姿はもう少し出てきそうです。

芳根京子さんには、ぜひとも現代鹿児島弁をマスターして欲しいと思います。


スポンサーリンク