2018年大河ドラマ『西郷どん』

さいごうと書いて、鹿児島弁では『せごどん』と読みます。

このせごどんという読み方は鹿児島弁での読み方。

タイトルだけでも鹿児島ワールド全開な大河ドラマですが、さらに第1回のタイトルが



『薩摩のやっせんぼ』

これを見て、おそらく鹿児島弁を知らない人は



「やっせんぼ??」イミワカラナイ(@_@)

と思ったのでは!?

大阪人の夫が、私の鹿児島実家に行くと、時々意味不明な言葉があるらしく、鹿児島弁って標準語からかけ離れすぎて意味が解らない言葉が多いんですよね(^^;


鹿児島出身の私が、やっせんぼの意味や使い方などをお伝えしていきたいと思います。


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やっせんぼの意味は?

「やっせんぼ」は、鹿児島弁で意気地なしとか、弱虫という意味です。

わかりやすい言葉に置き換えると「ヘタレ」ですね。



元々鹿児島弁に「やっせん」という言葉があり、これは

「役に立たない、ダメ」

という意味。



この「やっせん」に「ぼ」がつくと

「ダメな人→意気地なし」

という意味になります。



「やっせんぼ」は主に子供に使われる事が多く、ちょっとネガティブな単語です。


やっせんぼの使い方

子供の頃に、怖がって泣いたりビビったりしていると親に

「いっき泣くが、やっせんぼやらい」

と言われていた記憶があります。



子供同士だと、弱虫な子供をからかう時に

「やっせんぼ~」と言ったり。

言われるとちょっと悔しい気持ちになります。

西郷さんも、小さい時に「やっせんぼー」と言われて「くそー!」と悔しい思いから大きく成長していったのでしょう。

「やっせんぼ」はまだまだ現役で使われている鹿児島の方言です。

西郷どん第1話でやっせんぼ乱発

西郷どん第1話が放送されました。

第1話のタイトルに「やっせんぼ」という言葉が入っていたこともあり、第1話のセリフ随所に


やっせんぼ


というキーワードが何度も登場していました。



特に印象的なシーンは、渡辺謙演じる島津斉彬が、年下の仲間をおいて逃げようとした西郷隆盛に対して

「そういうのをやっせんぼって言うんだろ」

と言い放ったシーン。

そこから、

「弱い者を守れる強い人になりたい」

という思いが強くなっていきましたね。

やはり西郷さんも

「やっせんぼ」

と言われたショックが大きく成長するきっかけとなった様子を感じました。

関連記事→→西郷どんの渡辺謙がかっこいい!いつまで出演するの?

まとめ

やっせんぼについてわかっていただけましたか?

大河ドラマ『西郷どん』は、結構鹿児島弁が使われそうです。

これまでも数多くの歴史系ドラマで鹿児島弁が使われているのを見聞きしましたが、だいたい半分はすでに現代の鹿児島では使われていない方言です。

でも残りの半分は今でも使われている方言で、「やっせんぼ」は今でも使われる方言に入ります。

今後も『西郷どん』で気になる鹿児島弁が出てきたら、またお伝えしていきたいと思います。


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